2024年12月22日
PRIMUS GRAVITY MF ストーブ(6 )
プリムスのグラビティストーブ。うちの個体はPRIMUS GRVITY MF (マルチフューエル)の名称で販売されたもので箱も説明書もMFで表記は統一されてるが、VF(バリフューエル)で売られていたものも有りよく分からない。
エルゴポンプもOD缶口金と共通のものだったり液燃専用ジョイントだったり。
閑話休題。
さて本日の記事です。公式ではないけど、グラビティストーブはとあるテクニックを使うことで予熱(プレヒート)無しで点火出来ます。
プレヒート無しで点火させる液燃ストーブというと、コールマンのピークワンやツーバーナー、スノーピークのギガパワーWG、そして最近だとSOTOのmukaストーブ/ ストームブレイカーですよね。
どれも、原理としてはスタート時にガソリンに空気をミキシングして送り込んでるということ。僕はグラビティストーブの点火時にこれを擬似的に再現させてます。
①ボトルに入れるガソリンは半分以下にしておく。沢山ポンピングして空気を貯める。
②一瞬だけガソリンを出す。ホースの半分くらいまでで止めるイメージ(バーナーヘッドまでは出さない)
③点火したライターの炎をバーナーヘッドに近づける。ボトルを反転(OFF向き)させて、バルブ弱開。ボトル内の空気だけを噴出させる。これで、ホース内でガソリンと空気が混ざってバーナーヘッドに供給される。
④最初はムカストーブのように赤火が立ち上がる。十数秒間で火が弱くなってくるので、ボトルをシェイクする。ガソリンが適量送り込まれることにより、また赤火の火柱が大きくなる。ここが一番難しい。ガソリンを多く送り込み過ぎるといわゆる「炎上」ということになるからだ。また空気の勢いが弱くなったら適宜追加ポンピングをする。
⑤本体が温まってくると青くなり安定するので、ボトルをON向きに
倒して追加ポンピング。完了。
同じテクニックを#エクスプレスvfスパイダーストーブ #ウィスパーライト で試したが、結果は不可。赤火火柱の時間が長すぎたり結局炎上したりで実用に耐えない。おそらくジェットがバーナーヘッドに埋め込まれてる形が速い予熱に良いのだろうと思われる。商品紹介にも、「独自技術により素早い予熱を実現」とか書いてあった気がする。
ソトのmukaストーブもバーナーヘッドのほぼ内部にジェットが埋め込まれているような形なので、予熱には有利だろう。ストームブレイカーより早いのでは?と思ってる。いつかmukaストーブは所有してみたいものなんだけどなあ。
Posted by ぺんで at 14:35│Comments(0)
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